2010年3月1日月曜日

キンディーの子供達


ウチのすぐ裏にはキンディー(幼稚園)があります。
7時半から始まるので、その頃になると小学校に行くお兄ちゃんやお姉ちゃんに連れられて子供たちがやってきます。
 
 僕は毎週水曜日は仕事がお休みなので朝寝坊していると、8時ごろから凄い大合唱が始まって起こされます。一週間のうちで一番気分良くおきれるのが水曜日かもしれません。
 「レールヤ!レールヤ!」
 って凄い声で歌ってるからずっと不思議だったんだけど最近やっとハレルヤって言ってるんだってわかりました。
 
 そしてこれはどこも一緒だと思うけど、サビの部分はみんな狂ったように歌ってるけど、歌詞が良くわからないところはあからさまに声が小さくなります。
 
 一人の子がオレンジを人房ずつ友達に配っていました。最後にグーに握りしめた手を僕に差し出して
 「ブロング  ユー 」    「これあなたの」
って言って渡してくれます。手の温度で生暖かいような・・でも愛情たっぷりなそのオレンジは口の中だけでなく心の中も甘酸っぱくしてくれます。

 夕方一人で散歩していると後ろから凄い勢いで走ってきていきなり手をつないでくれます。二人で来ると手の取り合いをしてくれます。
 僕の人差し指と中指を左手で握って、薬指と小指を右手で握って僕の右手に両手でぶら下がるみたいに手をつなぐ子もいます。
 いつも両親にやってもらってるんだなー、って思うと可愛く感じます。
 
 雨が降って小学生がみんなで水浴びしてる時にコニーという4歳くらいの子供が羨ましそうに見ていました。
 「コニーも水浴びしなよ」
 って言ったらうれしそうに
 「ウン!」
 って言って僕の前で両手を挙げてるから何してるのかな?
って思ってたらシャツを脱がして欲しいみたい。
 そういえば僕も子供の頃
「バンザーイ!」
 っ言って母親にシャツを脱がしてもらっていたなー
 って思い出してあわててシャツを脱がしてあげると喜んでみんなの中に飛び込んで行きました。
 
 写真はそのコニーです。
 このサンダル日本でもはやってると思うけど、こちらでは本物は高くて変えないので中国製の安いものをみんな買っています。でもバンドの部分がすぐにとれてしまうんだよね。子供はみんなそれを拾って腕に巻くのがはやっています。
 
 ウチの部屋のカーテンが扇風機で定期的に揺れているのを見て幼稚園の子供達は
 「ウラの家にはデビルが居る」
 といって家の中には入ってきません。僕もそのほうが都合がよいので否定していません。みんな開いているドアの外から僕と部屋の中を除いています。集団で来られると僕は動物園の動物みたいにみんなに一定の距離を置かれて監視されてるみたいになります。
 でもコニーだけはそれを無視して我が家にズカズカと入り込んできます。その瞬間に他の子供の驚く顔がすっごく面白いです。
 コニーはそんな子供です。みんな個性があって可愛いです。

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