2010年3月5日金曜日

情報共有しすぎると・・・


3ヶ月に一回くらい首都に上がるとジャイカのオフィスに行って、

本を借りてきます。オフィスには過去の隊員が赴任した時に持

っていって、帰国する時に置いていった本や、東京から送られ

てきたボランティアや援助に対する本などが大量に置いてあり

ます。 僕の読むペースは一ヶ月に三冊くらいです。
 
 そしてその後その本を任地にもう一人居る隊員の徹也と取

り替えるえたりして、お互いにまた読みます。
 
 お互いに同じ本を読み、感想を言い合いますが感じ方がま

ったく違うときもあれば同じような思考回路になっているときも

あります。どちらかといえばこの数ヶ月で考え方が似てきたよう

な気がします。
 
 そしてきっと僕は同じことを何度も徹也に話していると思いま

す。だって話している途中に

「この話前にも誰かにしたことあるな?」

 って気が付くからです、島には日本人二人しか居ないので

徹也以外にはありえないからです。
 
でも徹也の偉いところはそういうときでも気が付かないふりをし

て思う一度聞いてくれるところで、なかなかできた男なのです。
 
 しかしたまにもっとおかしなこともあります。

徹也が話した内容を僕が頭の中で記憶していて、それを徹

也に自分のことのように話してしまう事です。
 
 たとえば日本でこんな事が起こっているそうだ、とか首都でこ

んな事が合ったそうだ、と言う事を徹也が僕に話してくれます。
 
 一週間後に二人で合った時に、徹也に何か面白い話は無

いかな?と僕は考えて、そういえば日本ではこういうことが流

行っているって聞いたな?

なんて思って徹也に一生懸命話します。徹也もウンウンと聞

いてくれます。でも徹也が帰ってからそういえばあの情報って何

処で聞いたんだっけ?

 って思い出すと前の週に徹也が教えてくれたことだった事に

気が付く事もあります。少し恥ずかしくなります。
 
 写真は首都でピースコーというアメリカのボランティアのブレッ

ドとテツヤと三人で一緒にとったものです。

 ブレッドの仕事はタンナコーヒーというコーヒー会社のマネージ
 
 メントでした、2年間で素晴らしい成果を上げて先月に帰

国していきました。
 
 普段は島でボロボロの格好しているのに、首都でのお別れ
 
 会だったのでみんな少しだけオシャレしています。

 おそらくこの2年間で一番都会的な写真だと思います。
 

0 件のコメント: